ホームレス生活をしている人に話を聞くと、「長時間飲食店などにいると、店員に追い出されてしまう」「どこにいても、『ここにいていいのかな』と不安になる」という声が上がります。路上で寝ていると、置き引きや襲撃にあうリスクも高くなります。
また、ホームレス生活は意外にお金がかかります。食事はスーパーで出来合いのものを買うしかなく、そうすると自炊よりも高くつきますし、荷物を保管する場所がないのでコインロッカーを借りたり、季節ごとに衣類を買い替えたりしなければなりません。
身体的な安全と、精神的・経済的な安心。家がなくなるだけで、生活における危険やストレスは一気に高まるのが現実です。
Homedoorでは、誰もが“ほっと安堵”し健康に生活できるよう、以下の取組みを通じてホームレスの人たちの暮らしを支えていきます。
2018年にオープンした、宿泊もできる施設「アンドセンター」。開所中は自由に来所し、食事や洗濯、団らんなどをして思い思いに過ごすことができます。助成金や行政からの補助金ではなく、すべて一般の方から寄せられた寄付金で運営しています。餅つきや流しそうめんなど、季節を感じられるイベントも実施しています。
開所時間:平日:11:00~18:00 土曜・祝日:13:00~18:00
利用料:無料
・個室18部屋
・団らんスペース
・仮眠室
・食事(ご飯やラーメンなどを常に置いています)
・洗濯、シャワー
・パソコン、図書コーナー(携帯の充電やネット検索等ができます)
Homedoorでは「ボランティアデー」を設けており、ご参加いただくとアンドセンターでホームレスの人たちと一緒に過ごしたりイベントを楽しんだりすることができます。まずはボランティア登録の上、興味のある活動にご参加ください。
ホムパトで配布している食料や物資の多くは、ご寄付でいただいているものです。Homedoorでは、不要品を寄付できるモノギフトや、必要なものを簡単にご購入いただけるAmazonウィッシュリストをご用意しています。
1日30円~ホームレスの人のステップアップを応援できる「サポーター制度」を設けています。サポーター会員になっていただくと、毎年報告書をお送りするほか、ホームレス経験のある当事者の生の声が聴ける報告会にもご招待します。ぜひご登録ください。